第5回 マッサージの現状

前回のブログの最後にマッサージのかかり方をなどと書きましたが一般の人には判りにくい表現になってしまったかなと思われます。 
これはここ数年マッサージなどによる健康被害の記事が週刊誌に載るようになったため、患者様にはマッサージを受ける際のポイントを紹介させていただいて、健康被害から身を守り健康維持に活用していただければと思ったのが今回の文の始まりです。
そこから書き進めているうちに話が長くなってきたので、前半にマッサージを取巻く現状を、後半に私の経験から導き出したポイントを紹介させていただく2回構成にしました。

私がこの仕事を始めた30年前は、肩こりや腰痛などの治療や疲労回復を目的に来院される方がほとんどでした。
しかし90年代ごろからマッサージは多様化し、患者様の選択肢も増えました。たとえば部分的に揉むお店やリラクゼーションに特化したお店、家庭を訪問し保健で行なうリハビリ的なものからカイロプラクティックによる整体刺激などです。  
これらが正規のルートで免許を持って行なわれているものでしたら何の問題もないのですが、免許を持たずに患者様に施術をするところがあるため健康被害の増加に繋がってしまうのです。

私たちマッサージ団体としてもこれらを理由に無免許の取り締まりを国に働きかけているのですが、国は昭和35年の最高裁判決を理由に取締りには消極的なのが現状です。最高裁判決について書いていると複雑なことになってくるので、興味を持ってくださった方はネットで調べていただけるとマッサージを取巻く現状と健康被害との関係が判っていただけるかと思います。

さてここからが私が皆様に伝えたいことなのですが、ここに続けるとさらに倍のスペースがかかってしまうので次回に譲らせてください。速めに次のブログをアップしますのでよろしくお付き合いください。

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