第12回 鍼のかかり方

前回から今回までの間、私25年ぶりぐらいにエレキベースをひっぱり出して先輩たちのユニットに加わり、7月1日に歌声コンサートをやってきました。 2ヶ月で20曲を憶えるという強行軍に、鍼よりもベースを持つ時間のほうが長かった感じです。
でも、3人で合わせる楽しさを思い出し、今後も続けることでおちつきました。
ドラムやピアノも欲しいので、こちらの話に興味を持たれた方はぜひメールなどご連絡を頂ければと思っています。

さて本題ですが、第4回で鍼については書きましたが、患者様によく聞かれるのは、「どれぐらいの間隔でかかれば良いか?」ということです。
そこで私が治療院で患者様に話していることを書きますので参考にしてみてください。なにしろ鍼はなかなか保健が効かないので、賢くかかってもらうことがお互いのためになりますからね。

まず症状に対する原因を問診や触診などで徹底的に探し出し、それに適したツボに施術を行ないます。 最初の施術による症状の変化にどう対応するかがかんかいに向けての1番のポイントになりますので、治療後どう変化したか施術者に詳しく教えてください。
かりに悪化したとしても遠慮なくお伝えください。
よく聞くのは、患者様は1度の施術で悪化すると自分には鍼は合わないのだと決めてしまうことです。

悪化の原因で1番可能性が高いのは、刺激量が強すぎたということです。この場合、鍼の本数を減らしたり、浅めに刺すなどして次回の変化を見ます。 最初の施術で変化のないばあいは、少し刺激を強めにして様子を見ます。 
もし刺激がちょうど良ければ、かんかい(症状が軽減する状態)に向かいますし、私の経験から長くかかりそうだなあと思った症状が1回で治ったこともあります。

このように、最初の3回ぐらいが治療の大きなポイントになるため、ここは続けてきていただき、お互いのコミュニケーションも大事にして症状を治して行きましょう。
ただ2週間以上たっても症状が良くならなかったら、医師に見てもらうことをお勧めします。

次回は鍼をもっと健康管理に生かしてもらえるよう、さらに深く書いてみるつもりですので、またアクセスしてみてください。

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